H23.3.25 (東日本大震災直後に書いたものですが、今後の災害のご参考になればと思い、掲載いたします)
大地震・津波・浸水 心よりお見舞い申し上げます
今回の大地震、特に那珂湊地区は加えて、津波・浸水等に心よりお見舞い申し上げます。
那珂湊地区は、震度6強という誰も経験の無い強い揺れにみまわれましたが、連日報道されている東北地方のような光景ではなく、奇跡的に一部を除いて大きな被害は免れました。
誰しも経験も予想も出来ない緊急事態です。いま、第一に執るべき行動は、①安否の確認②危険の確認と除去 ③2次災害の防止 であると考えます。
- 安否の確認:地震の発生後、可能な限り入居者・お客様の元を訪ねていますが、幸いにも身体の被害にあわれた方は確認できていません。
- 危険の確認:これだけの揺れに見舞われましたが、幸いにも建物の倒壊等危険な状態の建物はごく一部の建物に止まっています。
但し、津波による被害・床上・床下浸水の住宅は一部に被害が見受けられます。
地震により、屋根の損傷、塀・外講の損傷、室内は、壁・クロスのひび割れ、隙間、窓・サッシュ等、また水道、電気、ガス等の設備に関し、今後、修理・修善が必要な個所が相当発生しているものと考えられます。
建物・設備については、相当な揺れに見舞われています。
- 構造上危険と考えられる場合は、緊急に対応が必要です。
専門家・又はひたちなか市防災対策室(273-0111)にご相談願います。
- 屋根の損傷:棟が落ちてしまった場合—屋根の構造上の損傷と考えられます。早急な対応が必要です。
瓦のずれ等—雨に備えシートをかける等応急措置が必要です。軽微な損傷は落ち着いたら修善等が必要です。
- 塀等の損傷:倒壊したり傾いた場合:放置すると危険です。対応が必要です。
- 水道・電気・ガス等:復旧に伴い不具合が発生している箇所が相当見受けられます。専門家による対応が必要です。
地震津波被災者への対応:
那珂湊地区では、地震による建物の破損、津波による浸水等により、生活の出来ない方が発生しています。避難所生活も限界を超え、このままでは2次災害のおそれのある方もいます。
緊急事態ですので、当社としては、可能な限りの支援を行いたいと思います。
地震津波から復旧し、家を建て替える間の期間かもしれませんが、布団で寝られて暖かいお風呂に入れる生活を支援出来たらと考え、地震の発生後、既に何件もの方に住宅を提供してきました。
具体には、個別にご相談いたしますが、状況をご理解いただき、ご協力方お願い申し上げます。
地震保険について:
地震保険に加入の方は、
- 保険会社に被害の概況を報告し、登録してもらう手続きが必要です。
- 保険請求手続きにおいては、現場の写真が必要になります。修理に着手する前に写真を撮っておいてください。
- 手続きの詳細については、各保険会社にご確認ください。
- 当社扱いの地震保険に加入の方は個別にご連絡差し上げます。
今後の対応について
皆様のご連絡先はもちろん承知しておりますが、今後何が起こるか予想できません。
不測の事態に備え皆様のご連絡先の予備回線を確保したいと思います。
今回の経験で、電話は通じない場合があることが解りました。また、避難等のためご不在の方も多くありました。
パソコン及び携帯電話のメール機能は比較的有効です。
別紙、連絡先確認シートを同封いたしますので、今後の緊急連絡方法を確認させていただければ幸いです。
いまだ余震も続いています。
福島の原発のことも気がかりです。
放射能汚染も続いています。
ガソリンはどうなるのでしょう。
当方も、可能な限り、お客様の安全と皆様の財産の保全に全力を挙げる所存です。
頑張りましょう!!