地球の周りにはたくさんのゴミが放置されているようです。
捨てているのは勿論我々人類でして、地球の周回軌道上にポイ捨てしてるので落ちてこないわけです。
「スペースデブリ」と言われる宇宙ゴミですね。
具体には役目を終えた人工衛星やロケットのように大きなものから、1㎝にも満たない細かいものまで様々で、JAXAの発表によると現在その位置が特定できている10㎝以上のものでおよそ2万個あるとか。
それだけでも驚きの数字なのですが、10㎝以下のものを含めると なんと推定で5兆8,000億個を超えるデブリが周回軌道上を飛び交っているそうです。
なぜそんなにも多いのか。
それは故障した人工衛星やロケットから切り離された部分のように大きいものだけでなく、これまで200回以上におよぶ事故による爆発や、デブリ同士が衝突したりすることで、より細かくなって数が増加しているから。
「ケスラーシンドローム」というらしいのですが、一定の空間密度を超えると衝突によって生まれたデブリが連鎖的に次の衝突を起こすことで、自己増殖し続けるとのこと。
うーむ、これはなんとかしないとまずいですね。
しかもそのゴミは高度2,000㎞以下の低軌道で秒速7~8㎞で移動しています。
そんな速度で動いているもの同士が衝突すると相対速度は秒速10~15㎞程度の運動エネルギーになります。
もうこのあたりで文系の私には何を言っているのかよくわかりませんが、豆粒大のデブリが衝突するだけで金属に穴をあけるレベルらしく、宇宙ステーションで壁に穴が開いたらと思えばその恐ろしさは私にも伝わります。
長くなりそうなのでこの辺にしておきますが、何を言いたいのかというと、 場所を問わずポイ捨てはやめようってことです。